私たちはプロのジャズミュージシャンとして35年以上活動してきました、その中で自分たちが何が出来るかを考えた時、音楽を通して世界中の人とコミュニケーションを取ること、また言葉もうまく通じない海外のミュージシャンとも音を通して会話し価値観を共有できる仲間を増やしてことが大切だと思いました。ジャズという音楽がそれをするには好都合なのです。
私たちの演奏するジャズという音楽の本場といえばアメリカ、ニューヨークなのですがジャズの本質は民族音楽として幅広い音楽を受け入れるものと考え、私たちはアジア人としての感性に基づいた自分たちなりのジャズを創っていこうと思い海外を旅して何年にもわたり現地のミュージシャンとセッションしコラボレーションして絆を深めてきました。
ニューヨークでもセッション、レコーディングしましたしジャズのみならず黒人音楽のルーツであるアフリカでツアーしたり太鼓やダンスを習ったりしました、その結果、益々自分たちが何者かということを考えさせられアジア人、日本人としてのジャズを探求して現在に至っています。
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